世界・自然・豊中を学ぼう!ぴったんこ隊2016後期★第4回「世界の森を大冒険」を実施しました

  • 2017.03.01 Wednesday
  • 16:40
2月12日(日)「世界の森を大冒険」を実施しました。
今回は久しぶりにeMIRAIE環境交流センターを会場にしたぴったんこ隊。
今日もリーダーたちの自己紹介から。もうみんなリーダーの名前は覚えたかな?



後期のぴったんこ隊のテーマは「森と生き物と私たちの暮し」。
テーマを元にいろんなことを体験、学んできました。
今日はそれに「世界の子どもたち」という視点を入れてみましょう。

と、その前に、みんなもう森のこと、だいぶわかって来たよね。
リーダーたちが森のクイズを作ってきました。
みんなできるかな?班で話あって、答えていきます。



Q.日本の森の木はすべて、切らずに自然のままにしておいたほうがよい。
○か×か。

Q日本にはたくさんの森があります。でもみんなが使っている木の半分以上は、
外国からきたものです。どうしてかな?その理由を選んでね。
1.日本の木が減っているから
2.日本の木よりも外国の木のほうが安く手に入るから

結構難しいですよね。ブログを読んだ人も
考えてみて下さいね。
ぴったんこ隊に全部参加している子たちには、
正解していましたよ。7問全問正解の班もあったかな。

楽しいクイズの後は、森に関係する9才の世界の子どもたち
エクアドルのエベリンちゃん
インドネシアのカリム君
シエラレオネのソロリス君
の3人のお話です。

エクアドルのエベリンちゃんの住む村の森は
生物多様な世界でも珍しい雲霧林。
でも、鉱山開発できれいな川が汚れて、
家畜が死んだり、川で遊んでいた子どもが皮膚病になったり…

インドネシアのカリム君は、昔は森にすんでいたけど、
作物が育たなくなって、町に出てきて、
ごみの山で空き缶やガラスをひろって
暮らしている…

シエラレオネのソロリス君はさらわれて兵士になった。
地雷の埋まった森を走らされることもある。
村を襲う時や戦いの前になるとこわがらないように
麻薬を注射される…



悲しい話、怖い話、みんなは絵を見ながら、
自分たちとはどう違うのかなと考えます。
じっくり話を聞いたぴったんこ隊のみんなは、
自分たちとどこが違うか問われると、お話で聞いたこと、
絵を見て気づいたこと、口々に答えていきます。



このお話、実は作り話じゃないんだよ。
実際にみんなと同じくらいの年齢の子たちが
森と関係して、今こんな生活しているんだよ。
それは、私たちとは違う遠い暮らしの話かな?

じゃあ、次は、そんな子どもたちと、
私達の身近な物と組み合わせる
ゲームをしてみましょう。
取り出したのは、「スマホ」「ダイアモンド」「ポテトチップス」のカードです。
どれもみんな知っているものです。

みんなで班に分かれて、
どの物がどの子と繋がっているか
話合います。





うーん。難しいなぁ。
このゲーム、当たらなくても、まずは今聞いた話と
自分たちの使っているもの、
知っているものがつながっていることを
想像してみることが大切です。

答え合わせと一緒に解説をしていきます。



エクアドルのエベリンちゃんと繋がっているのは、
「スマホ」です。
私達に身近なスマホやゲーム機、コンピューターなどを
小型化するにあたって、あまりとれない希少な金属である
レアメタルが使われています。
それに、銅線や様々な金属が必要になるので、
世界で鉱山開発がされています。
エベリンちゃんの村は、今、本当に開発されようとしていて、
村の人たちが森と暮らしを守ろうと反対しているところです。

インドネシアのカリム君とつながっているのは
「ポテトチップス」です。
ポテトチップスには植物油が使われていて、
それはアブラヤシからとれるパーム油です。
ポテトチップス以外にも、
カップラーメン、チョコレート、洗剤、石けん、化粧品…
たくさんのものにパーム油が使われていて、
そのためにカリム君の住んでいた近くの森を切って、
アブラヤシの大きな畑に変えてしまいました。
そうしたら、カリム君が住んでいた森の近くでも
作物が育たなくなってしまいました。

シエラレオネのソロリス君は、
「ダイアモンド」とつながっています。
ダイアモンドは日本では、結婚や記念日など
幸せな時に高価なプレゼントとしてあげることが
あるけれど、そのお金が戦争を長引かせる資金に
なっていることがあります。
戦争になると、森を壊したり、野生動物を食べたりします。
他にも子どもたちが安いお金で働かされている
ダイアモンド鉱山もあります。

たくさん写真を見せながら、人だけでなく、動物たちの話もいれて、
問いかけながら、解説をしました。
初めて聞く話、ショックな話、難しい話、びっくりする話。
どうだったかな?

その後、班ごとに、感じた事、自分たちができることを話合い、
話合った内容を班のリーダーが発表しました。




日本に生まれてよかったとか、何かを買ってはダメというのではなく、
「私たちが世界の一員で、ぴったんこ隊員は社会のために考えることができる」
そんなことを伝えたくて、このプログラムを実施しました。
わかりやすくて、すぐに行動に移せる内容ではないけれど、
世界や社会の矛盾や悲しみにアンテナをはれる人に育ってほしい、
そんな想いがこもっています。

さてさて、来月の最後のぴったんこ隊は?
「ぴったんこ隊楽校」と題して、
ぴったんこ隊のみんなに今までぴったんこ隊で知ったこと、
学んだこと、感じたことを、
ぴったんこ隊の子どもたちが先生になって、
大人や他の子たちに伝えてもらう回にします。

ぴったんこ隊は13時〜16時ですが、
15時から楽校の準備の様子と授業を見ることができます。
保護者の皆さんは、ぜひ、お誘いあわせの上、
子ども達の授業を聞きに来てください。

今回のプログラムは『もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと』真珠 まりこ(絵・作) 講談社のお話と、実際に現地に行かれたことのあるエクアドル・インタグの鉱山開発を考える実行委員会の一井さん、ウータン・森と生活を考える会の石崎さんから情報や写真を提供していただきました。また、特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)製作の「スマホの真実 ― 紛争鉱物と環境破壊とのつながり」も参考にさせていただき、できるだけ、子ども達に実感をもった話ができるようにしました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回の内容は、小学校1〜4年生には少し難しい内容かもしれませんが、
私達はぴったんこ隊のみんなの力を信じ、プログラムを組み立てました。
大人の方も知らない内容がたくさん含まれています。
著作権や肖像権や現地の人を守るため、
ブログには詳細に書けない部分があります。

ぜひ、上記の書籍や映像資料、団体ホームページなどを参考に、
みなさんも今、世界の森で起こっていることを知っていただければと思います。
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